【30年が一瞬に】『鎌倉うずまき案内所』のあらすじ・感想

鎌倉うずまき案内所のサムネイル

 

『鎌倉うずまき案内所』が気になっている方

「著者・青山美智子さんとは、どんな方でそして『鎌倉うずまき案内所』どんな小説なのか気になるな!

でも『鎌倉うずまき案内所』のあらすじ・感想や総じて何を伝え、誰におすすめなのか知ってから読みたいな?」

 

このお悩みを解決します。

 

 目次

  1. 著者・青山美智子さんとは?そして『鎌倉うずまき案内所』はどんな小説か
  2. 『鎌倉うずまき案内所』のあらすじ・感想は?
  3. 総じて何を伝え、誰におすすめなのか?

 

1 著者・青山美智子さんとは?そして『お探し物は図書室まで』とはどんな小説か?

 その① 著者・青山美智子さんとは?

青山 美智子(あおやま みちこ) プロフィール
1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。続編『月曜日の抹茶カフェ』が第1回けんご大賞、『猫のお告げは樹の下で』が第13回天竜文学賞を受賞(いずれも宝島社)。『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)が2021年本屋大賞2位。『赤と青とエスキース』(PHP研究所)が2022年本屋大賞2位。他の著書に『鎌倉うずまき案内所』(宝島社)など。
引用:宝島社
https://tkj.jp/book/?cd=TD014900

 その② 『お探し物は図書室まで』とはどんな小説か?

古ぼけた時計店の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。そこには、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて…。会社を辞めたい20代男子。ユーチューバーを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司書。孤立したくない中学生。40歳を過ぎた売れない脚本家。ひっそりと暮らす古書店の店主。平成を6年ごとにさかのぼりながら、悩める人びとが「気づくこと」でやさしく強くなるー。ほんの少しの奇跡の物語。
引用:宝島社

2 『鎌倉うずまき案内所』のあらすじ・感想は?

 あらすじ

『鎌倉うずまき案内所』は、全6章での短編小説となっています。

第1章蚊取り線香の巻    【2019年】
第2章つむじの巻    【2013年】
第3章巻き寿司の巻    【2007年】
第4章ト音記号の巻     【2001年】
第5章花丸の巻        【1995年】
第6章ソフトクリームの巻【1989年】

はぐれましたか?
このフレーズで訪問者に訪ねる、くるんと巻かれた前髪ともみあげの内巻きさんと外巻きさん。
ナイスうずまき!!
不思議な言葉とキャンディーをきっかけに
昭和・平成・令和までの6年ごとに遡る
全6章となっています。

 感想

ここからは、レビュー良し悪し一つずつ紹介します。
※その際に、ネタバレが一部ある為ご注意ください!

読了後にこの作品の印象を色々と思い巡らしてみるのだか、イマイチ浮かんで来ない。決して、悪くはないがよい点も出てこない。可もなく不可もなく無難な作品なんだと思う。
たぶん、インパクトがないからだと思う。読者の心を引き付けるスパイスのようなものが欠けているので、あまり印象の残らない何か物足りなさを感じてしまう。
引用:Amazon

 

平成時代を6年毎にさかのぼり、6人の登場人物の悩みが描かれてます。
各時代の流行り物が出てきて、懐かしい気持ちになりました。

1回目は感情移入してて、気づかなかったのですが、途中から「これって繋がってる!」って分かってから、早く読み返してみたくなりました。
終わってすぐに2回目に突入し、伏線回収を楽しみました!

作中の悩みに底がないという会話がとても共感して、私も「ナイスうずまき!」されたいです。
引用:Amazon

ハシビロックの感想は、3点あります。
・まず1点目はいろんな点に伏線が多く張られており、何度も読み返し伏線回収したい作品です。
・次に2点目は、アンモナイトのくだりのところで水面をどう表現するかで物語が変わってきているし、人間は自分が要求しているモノ、見て感じ意識下にあることが
影響しているのが面白かったです。
・最後の3点目は、これは著者青山美智子さんの遊び心であると思いますが、「六郎」や「九十九」など6・9を”グルグルうずまき”にかけてあり、そうゆうところでも伏線?ではないですがとても面白かったです。

 

3 総じて何を伝え、誰におすすめか?

 著者・青山美智子さんの作品は、伏線を張り巡らせてありながらも

その章には濃いストーリーで、ノンフィクションでもありえるような物語がある為

  1. 伏線回収の小説や作品に興味がある方
  2. 今の生活につまづき、あるきっかけが欲しい方
  3. 純粋に青山美智子さんの作品が好きな方

この3つに当てはまる方は、もちろん

このブログを読んで興味をもってくれた方におすすめします。


 

ここまでご拝読頂きありがとうございました。

是非感想などあったら、コメントおねがいします!

ハシビロックでした。